ロンドン大学 wikipedia|無料辞書
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ロンドン大学は「ロンドン大学群」「ロンドン大学連合」とも呼ばれる。これは所属カレッジが学生の入学審査・学校運営・教員採用などを独自に行っており、一部のカレッジは独自の
学位も授与しているためである。このため、通常、所属カレッジはそれぞれ個別の独立した大学として扱われる。
◆概要
ロンドン大学は
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン (UCL)と
キングス・カレッジ・ロンドン(KCL)の学生に学位を授与する機関として19世紀中頃に設立された。20世紀になり、所属カレッジは増えていったが、各カレッジは高い独立性を維持しつつも、時には結束して政府に対してロビー活動を展開していた。しかし、
1990年代末、巨大化したロンドン大学に不満を持つカレッジが出るようになる。同じロンドン大学の学位を授与していながら、カレッジごとの役割の違いが明確になってきたためである。例えば、
バークベック・カレッジは社会人のための夜間大学としての役割が大きくなり、UCL,KCL,
LSE、
インペリアル・カレッジは
ラッセル・グループに加入し、研究型の大学としての地位を固めていく。一方、小規模の単科カレッジは財政的にロンドン大学への依存を深めていった。そんな中、インペリアル・カレッジは2007年、ロンドン大学から脱退し、独立した。これを契機に、加盟校の動きが激しくなっていく。ロンドン南西部にある2つのカレッジ、
ロイヤル・ホロウェイ校と
セント・ジョージ医学校は近い将来合併することで合意した
[The Guardian -http://www.guardian.co.uk/education/2008/oct/01/universitymergers.highereducation]。バークベック・カレッジは
東ロンドン大学 ()との関係を深めていく
[Birkbeck Stratford http://www.bbk.ac.uk/about_us/stratford]。一方、UCLとLSEは、ロンドン大学内に留まったものの、ロンドン大学の学位ではなく、独自の学位を学生に授与し始めた。
ロンドン大学の際だった特色は「人々のための大学」という伝統である。この伝統は、ロンドン大学の基礎団体のUCLが
英国国教会の信徒にのみ進学が許されていた
オックスフォード大学と
ケンブリッジ大学に対抗して、人種、宗教、政治的信条に関わりなく広く学問への門戸を開くため設立されたことに起因する。またイギリスで初めて女性に学位を授与したのもロンドン大学である。このような伝統を現在のロンドン大学で最も強く引き継いでいるのは
通信教育課程 (External System)であろう。1858年に世界初の通信教育を開始したロンドン大学は
チャールズ・ディケンズに「真に人々のための大学だ。屋根裏で勉強している靴職人にも教育の機会を与えている。」と賞賛されている
[150th Anniversary External System http://www.londonexternal.ac.uk/150/history/index.shtml]。またこの通信教育で投獄中の
ネルソン・マンデラ氏が学んだことは有名である。グローバル化した今日においてもこの「人々のための大学」の価値は揺るがず、世界180ヶ国41,000人がこの通信教育で学んでいる。
ロンドン大学の各カレッジ所属の学生は、ロンドン大学生協 (University of London Union, ULU)や各カレッジにある大学生協を相互利用することができる。同様に、図書館の相互利用やロンドン大学本部にある図書館も利用可能である。カレッジ共同の学生寮も複数整備されている。もっともロンドン大学本部から遠い場所にあるカレッジの学生はこのような特典を利用しづらいのが難点である。
◆ 構成
◇所属カレッジ
ロンドン大学の構成カレッジおよび所属研究所は、以下の通りである(アルファベット順)